いよいよfinalのZE3000を買おうかと思ったらホワイトがなくなってしまい戦意喪失したので、巷でコスパよしと人気のag Cotsubu MK2を購入してしまいました。
このモデル本当に評判が良くて「本当かな」と思っていたこともあり、しかも価格は7,000円弱と比較的リーズナブル。finalのZE3000は17,000円ほどしますから、なんと4割程の値段で買えてしまいます。だいぶ敷居が低いです。
さらに、Cotsubu MK2は本体がとても小さいため、寝ホンとしても使えそうな気がします。
Cotsubu MK2はカラーがいろいろあって悩ましいのですが、白系で無難な「クリーム」を購入しました。黒では面白くないし、耳垢が目立たない明るい色の方がいいけど、爺さんがファンシーなパステルカラーもなかろうということで。
このクリームという色ですが、写真ほどのアイボリーやベージュ感は少なく、薄いグレーというか、昔のPowerMacのような色味で、思ったほど黄色みはないです。
さっそく試聴すべく装着してみましたが、いきなり戸惑ったのがフィット感。finalのイヤーピース「TYPE Eワイヤレス専用仕様」が標準のイヤーピースということで、今までE3000等でEシリーズ(ワイヤレス仕様ではない)のイヤーピースはさんざん使ってきたので、問答無用でフィットすると思い込んでいたのです。
ところが、何度やっても右耳だけイマイチフィットせず、耳の穴の中の空気を吸い出されるような違和感を感じます。
イヤーピースのサイズを変えたところ少し緩和されましたが、未だに無造作に装着すると右耳だけ調整に手間取ります。手間取りますが最終的にはいい感じに落ち着きはします。何かコツのようなものがいるのでしょうか。有線のE3000では無造作に突っ込んで即フィットするのですが。
音質
肝心の音質ですが、一度イヤーピースがフィットしてしまえば流石のfinal監修だけあり素晴らしいと思います。ZE3000を買おうと思っていましたが不要になりました。ZE3000は何度か試聴しており、もちろん素晴らしいのですが、普段有線のE3000を使っていてZE3000ほどの華やかさまでは必要ないと思えるので、Cotsubu MK2のちょっと控えめな音は逆に安心できるというか、ちょうどいい感じ。私はイヤホンをほとんど室内で仕事中に使ったり寝ホンとして使うのでこのような感想なのかもしれません。騒音の多い外でガシガシ使うとなると、やはりZE3000やZE2000のようなパワー?が欲しくなるかも。
寝ホンとしてはどうか
寝ホンとしてまず気になるのは装着感ですが、これは個人的には微妙でした。ワイヤレス故のタッチノイズのなさは当然良いのですが、横向き寝ではちょっと無理があるかなと。下側になった方は多少圧迫感があり、何も考えずに横を向くと音が遮られてしまいます。当たり前ですが仰向けなら問題ありません。ノイキャン機能はありませんが耳栓としての物理的な遮音性もかなりありますし、もう少し本体が薄ければ完璧でした。しかしながら、ZE3000ほどの大きさがあると横向きの寝ホンとして明らかに絶望的ですが、Cotsubu MK2の場合、耳の形状や大きさによっては横向きでもOKな人がいるかも?というレベルです。
残念な点
残念な点はそれほどないのですが、強いて言えばマルチポイントに対応していてくれたらPCとスマホで楽に切り替えられていいのに、と思いました。アプリとの接続もないので、将来アップデートで機能追加されることもないでしょうし、その点は少し残念ですが、これは分かっていて購入したので値段なりということで諦めます。
ついでに無理にもう一点挙げると、タッチコントロールOFF設定を一度しても忘れてしまい、使うたびにOFFしないといけないところ。タッチコントロールはその都度や一時的に設定するような項目ではないと思うので、これは記憶して欲しかった。
総評
この価格でこの音質、しかも軽量コンパクトで、普段使いとしても、人によっては寝ホンとしても使えてしまい、これひとつで朝から晩まで賄えるかもしれない名機だと思います。私のようにノイズキャンセルや外音取り込みが不要という人でfinalのE3000の音が好きでワイヤレスにお金をかけたくないという人には「お買い得」なワイヤレスイヤホンではないでしょうか。
今後、納得できる高音質・完全寝ホン対応・マルチポイントという条件をクリアする別のTrue Wirelessが登場しない限りバッテリーがダメになるまで長く愛用できそうです。
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