NURO光のONUをNSD-G1000Tにしてみた話

NURO光のONU NSD-G1000T

NURO 光のONUをNSD-G1000Tにしました。

NURO光(2G)提供の機器の中で最も高性能なSONY製ONU/ルーターです(製造国は中国)。NUROに「交換してくれー」といって交換してくれるものではなく、NUROスマートライフという付加サービス付属するONUです。私はスマートライフ自体には興味がないのでONUが手に入ったら即解約です。

NUROスマートライフへの申し込みや解約はnuroマイページから簡単に行えます。

NURO光のONU NSD-G1000T

NSD-G1000T。さすがのSONY製、ずっしりと質量があり精巧な作りです。いままでの空箱のようなONUとはオーラが違います(大げさ)。

NURO光のONU NSD-G1000T

↑ステータスランプのLEDも小さくひっそりと点くのがお上品。

スマートライフの申し込みには5500円の初期費用がかかるのですが、その金額を払ってまでこのONUに交換した理由はルーターがwifi6に対応していることと、有線LANポートの一つが2.5Gbpsに対応していること。

NURO光のONU NSD-G1000T

↑銀色のLAN1ポートが2.5Gbpsに対応したポート(全部のポートを2.5Gにしてくれればいいのに)。

このルーターであれば有線接続ならNURO 光(2Gbpsプラン)の限界速度を引き出せます。それほどの高速を必要としているわけではありませんが、それは試してみたいという好奇心から。

好奇心ではなく実用的な方の理由としては、最近になってメインのパソコンとスマホがwifi6に対応したことで、今までwifiベースとして使用していたApple Time Cupsuleに替えて、wifi6対応の親機に変更したいとかねてから思っていたこと。

NUROのONUをNSD-G1000Tにすることで、ONUがwifi6の親機となって機器が増えずに済みます。無駄に機器がゴチャゴチャするのはいやですからね。それが5500円で済むならむしろリーズナブルかなと。プラス、スマートライフの月額利用料550円が一ヶ月分かかってしまいますが、即解約すればそれ以上の継続料金はかからず、ONUを返却する必要もありません。

ちなみにこのルーターに接続できる機器の台数は無線・有線合わせて32台まで。32台を超えるとどうなるのかは分かりません。また、背面のUSB(2.0)ポートにはUSBメモリなどを差して簡易NASにするような機能があるのかと思ったのですが、管理画面にそのような項目はありませんでした。

結果は交換して良かったです。

設定後しばらくは、wifiはつかめてもインターネットに接続できなかったり、できたと思ったらまた切れたり、不安定な状況が何分か続きましたが、再起動したりしているうちに安定しました。

何か初期のアップデートでも繰り返していたのでしょうか。よく分かりません。その後は安定した通信を行えています。(ファームウェアバージョンはv1.0.12でした→2022/11/30 v1.0.17にアップデートされました)

以前は5Ghzでも300〜450Mbpsくらいが上限でしたが、NSD-G1000Tにしてからはコンスタントに600〜700Mbpsくらい、時間帯によっては1.0Gbps出るようになりました。wifiなのにすごい。

NURO光のONU NSD-G1000Tでの回線速度

↑wifi6だと無線なのに1Gbps出ることも。

続いて肝心の有線接続。2.5Gbps対応のUSB-LANアダプタを調達して測定。

NURO光のONU NSD-G1000Tでの回線速度

休日昼間に測定しました。未知の速さ!時間帯や状況にもよりますが、遅延もパケットロスも少ないです。

NURO光のONU NSD-G1000Tでの回線速度

↑こちらはSPEEDTESTアプリWi-Fi6の結果。

NURO光のONU NSD-G1000Tでの回線速度

↑同じくSPEEDTESTアプリ有線での結果。

計測先のサーバにもよりますが、概ね遅延もパケットロスもとても少ないです。ちなみ測定場所は東京23区北部です。

2.5Gbps対応のUSB-LANアダプタは『Cable Matters USB LAN変換アダプター』というのを使いました。この製品は macOS Monterey で追加ドライバなしでフルスピードが出せるようです。

Cable Matters USB LAN変換アダプター

↑ドライバいらずでオススメのUSB-LANアダプタ。チップはRealtekのものでした。

wifi6になると、少しは電波の到達距離も変わるのかなと思ったのですが、若干良くなったかな?程度。以前から5GHzで届きにくいところは相変わらず届きにくいです。
NSD-G1000TはEasyMeshにも対応しているようで、Sony提供のメッシュサテライト『つながるメッシュWi-Fi(NSD-M1000)』の取説には「EasyMesh」の表記が見られます。とすると、人気のバッファローのメッシュエージェント(中継器)WEX-1800AX4EAあたりが使えるか試してみてもいいかもと思ってみたり。

NSD-G1000Tはメッシュに対応はしているものの、メッシュサテライトのペアリングにはONUの設定メニューからWi-Fiメッシュを有効化する必要があります。この設定メニュー自体がデフォルトでは無効化されており、NURO公式のつながるメッシュWi-Fiというサービスに加入しないとONU側の設定メニューが表示されず設定ができないようです(ファームウェアバージョンv1.0.17)。(→v1.0.23で一般に公開されました)

つながるメッシュWi-Fi 設定メニュー

↑ONUの設定に「Wi-Fiメッシュ機能」が表示されない。(左はNURO提供の設定動画のキャプチャ)

というわけなので、NSD-G1000Tを親機にEasyMeshサテライトの追加をするなら素直につながるメッシュWi-Fi(月額330円)に契約するしかなさそうです。契約後、解約しても設定メニューが残るのか気になりますね。もし、設定メニューが残るならサードパーティのEasyMesh対応機器が使えるかもしれません。

つながるメッシュWi-Fiはスマートライフに付随するオプションサービスなのでセットで契約する必要があります。スマートライフはどうしても必要ないので私は契約しませんが。

契約後解約してもメニューが残るのか、どなたかやってみてください。

【追記 2022/11/30】

設定メニューに「Wi-Fiメッシュ機能」が表示されない件について問い合わせてみました。三日後の公式の回答は以下の通り。

誠に恐れ入りますが、 メッシュWi-Fiを申込されていないお客様のONU管理画面に表示されるかは、現状わかりかねる状況でございます。
ただし、申込みをいただいた場合はメッシュWi-Fi機器到着時までには表示がされます。

公式が「わかりかねる」とのことなので推察するしかありませんが、おそらく申込者のみに表示されるものと思われます。(→v1.0.23で一般に公開されました)

【追記 2023/01/08】

2023年1月8日現在、昨年12月を予定していた『つながるメッシュWi-Fi』のサテライト機器が未だ発送されていないようで、公式サイトによれば2023年1月下旬より順次発送となっています。
もしかすると、それまでに契約者以外にも設定メニューが開放される可能性もありますね。(というか、元々隠すつもりはないのかも?)(→v1.0.23で一般に公開されました)

【追記 2023/01/17】

ソフトウェアバージョンv1.0.23で一般に「Wi-Fiメッシュ機能」メニューが追加されました。

推測でしかありませんが、バッファローの WEX-1800AX4EA 等、他社製 EasyMesh 対応 wifi6 メッシュサテライト(エージェント)が使えるかもしれません。完全に互換があるかは不明。

WEX-1800AX4EA で EasyMesh でのペアリング試みたものの安定しないという情報をいただきました。現状完全な互換性は期待できないかもしれません。今後のバージョンアップに期待。

───

以上です。

新規にNURO 光に申し込む方で NSD-G1000T を利用したい場合は、初めからスマートライフに同時申し込みしちゃった方が面倒がなくていいと思います。ONUが手に入ったら無用な月額プランの解約をお忘れなく。

NURO光 公式サイトはこちら

ちなみに現在は auひかり に乗り換えています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました