築20年以上の我が家ですが、最近洗面台のシャワー水栓が水漏れを起こし、どんどん酷くなってきたのでDIYで修理してみました。

シャワー水栓はこんなやつです。レトロですね。

水を出すと、矢印の部分から水が漏れ、ホースを伝って洗面台下のタンクに水が溜まってしまいます。
水漏れがなく、わずかに逆流する程度ならタンクに溜まるのが早いか、溜まった水が蒸発するのが早いか程度しか溜まることはなく、気がついたときに覗いて溜まっていなければ問題ないのですが、どうにも最近タンクに溜まるスピードが早く、気付かず溢れて洗面台下が腐ったりしたら嫌なので自分で修理してみることにしました。
水漏れの箇所から、問題はシャワーヘッドの中。
まずはシャワーヘッドの部分を外してみます。

ヘッドを水栓に固定したまま左にグルグル回すとホースとヘッドを分離できます。

一番怪しいのが、ホース先端、矢印のところに付いたゴムパッキン。外して確認してみましたが、固くなったり裂けたりしていることもありませんでした。
このパッキンは断面がV字になっていますが、古いものはV字の開きがなく、パッキンとしての機能が落ちている可能性があります。
(写真は既に交換後の新しいパッキン)

次に怪しいのが、シャワーヘッド内部に設けられたストレーナ(網)のゴムパッキン。こちらも外して確認してみましたが、固くなったり欠けたりしている様子はありません。
しかし、長年押しつけられていた凹みが構造上何カ所かあり、ここが問題なのかもしれません。
(写真は交換後の新しいパッキン)
怪しいのはこの二カ所、このパッキンを交換してダメならホース先端自体に問題があり、ホースごと交換するしかありません。
はたして20年以上前のシャワー水栓の交換部品など手に入るのか?

型番らしきものを見て検索してみると、『FM774』というのがこの水栓の型番のようです。
以下のパナソニックの住宅設備サイトで詳細を確認することが出来ます。
このページの『水栓メーカー品番で検索』を見てみます。
この中から適合する水栓を写真で見分けます。画像をクリックすると構成部品のページを見ることができ、必要な部品の型番を調べられます。
今回ターゲットとなる部品は以下。

品名:シャワーホースU・Vパッキン
品番:CQ2130141SZ

品名:フィルター(ストレ-ナ)
品番:CQ453018Z
これらの品番が分かれば手に入るかどうか調べれば分かります。便利な世の中です。
どうやらマイナーチェンジこそあったものの、同型や後継パーツはまだ手に入るようです。
どちらも思ったよりちょっと高いですが、業者に修理を依頼すれば出張料やら技術料やらで一万数千円はかかりますので、これで直れば儲けものでしょう。送料もかかりますので両方注文しました。
これでダメならいよいよホース自体を交換してみるしかありません。

注文から一週間ほどで部品が届きましたので早速交換してみました。
どちらに原因があるのか、片方ずつ交換して確認してみたところ、ホース先端のVパッキンが原因であることがわかりました。
硬化も亀裂もありませんでしたが、やはりV字の開きが弱まっていたことで水圧に耐えきれず水が漏れていたようです。
これでまたしばらく水漏れの心配はないでしょう。
家は20年もすればあちこち壊れてきます。とにかくお金がかかりますので、自分でどうにかできそうな修理は自分でやって少しでも節約しないといけません。
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