20年以上使った、うちのキッチンのレンジフード。サンウェーブ(SUNWAVE)のCSV-611というモデルです。
今までよく頑張ってくれましたが、換気扇のスイッチを入れると『キィーーーッ!』と耐えられない音を発するようになってきました。
この音が出る度、ファンの周囲をぶっ叩いて治めていたのですが(そうすると一時的に治まる)、ぶっ叩くのも手が痛いし、この際レンジフードごと交換してやろうということになりました。
トレンドは見た目が平べったくてシャレオツなシロッコファン。
もちろんDIYで交換できるやつですよ。できそうなことは全部自分でやります。
↑これはDIY交換で定番人気らしいパナソニック製「FY-6HZC4-S」という、60cm幅のモデルです。こんなのに交換できたらなぁと画策。
うちのやつはシロッコファンではなくプロペラタイプという、大きめのプロペラが壁穴に向かって直接排気する昔ながらの形式。これをシロッコファンタイプに交換するにはそれなりの手間がかかりそうです。
ところが、色々と具体的に下調べしていくと、流行のシロッコファンは、うちのレンジフードだと壁排気穴の開口部が下の方にありすぎて、そう簡単には設置できなさそうなことが判明。プロペラタイプでも開口部がもうちょっと上にあれば行けそうな雰囲気だったのですが断念。
もちろんプロに頼んで施工して貰えば、穴を開け直すなどして設置は可能でしょう。でも、この件についてそこまでのお金をかけるつもりはありません(多分10万20万コースでしょう)。
かといって、この耐えがたい異音を何とかしなければなならないので、フードはこのままでファン部分だけの交換を試みることにしました。多分この奇音を発しているのはモーターに間違いないので、モーターを含めたファンユニットを交換すれば直るはず。
うまく出来なかったらどうしようと不安を抱えながらも交換部品を調達。20年以上も前の物なのに交換部品が手に入るとはありがたいことです。
これが交換部品。というかもうフード以外のフルセット。それでも一万円台で手に入るのでコスパは良いです。
CSV-611に対応する交換ファンは『H-25B2』というやつでした。
本当はモーターだけ手に入れば、異音の対策はできそうでしたが、モーターのみというのは残念ながら手に入らず、換気扇ユニットごとの交換です。
フィルター・ファン・モーター・外部のシャッターまでがフレームに収まったユニットです。
モーター以外にもシャッターの動きも鈍い気がしていたので、まぁヨシとしましょう。
結果から言うと、交換は非常に簡単でした。
ファン下部にあるオイルキャッチ用の細長いトレーを外します(写真は外したところ)。
金属のプレートに挟まって押さえつけてあるだけなので、手前に引っ張れば外れます。
そうすると、フィルターのはまったフレームごと外せる状態になります。フィルターを外す必要はありません。
このフレームは、上が二カ所の爪で引っかかっていて、下は金属のプレートで挟まって付いているだけです。
フレームの下の方を持って手前に引っ張ってやれば、フレーム全体が下から外れますので、その状態で上の爪から外れるよう上に持ち上げます。
こんな感じでごっそり外れます。
外れたところ。きったねー。けどプロペラは思ったほど汚れていない。
そして、残った機構部がどうやって付いているかというと、
この上に向かって締め付けてあるイチョウの葉のような手締めのネジ二カ所。
うちの場合はこの二カ所のネジで突っ張るように固定されているだけでした。
機構部を外す前に、配線を外しておきます。ファンの配線はフードの手前にあります。
2つありますが外側のコネクタです。
先ほどのイチョウの葉型のネジを緩めると、ファン・シャッター一式がごっそり抜けます。
交換セットの中に木ネジが4本含まれていたので、場合によっては周囲をネジ留めしている場合もあるのだと思います。
シャッターごとごっそり抜けるので、その跡はもう外が見えます。写真を撮り忘れました。
逆の手順で新しいユニットを取り付けていきます。
バコッと押しはめて、上のネジ二カ所で突っ張らせるだけ。
最初に外したフィルターが付いているフレームは『ウエ』と書いてある方が上です。
上の爪を引っかけてから、下を押し込むとはまります。
カプラー形状も全く同じなので手間なし。
できた!!
迷うところもなく、正味30分程度で完了。予想を超える簡単さでした。
完成後は快適動作そのもの。異音がないのはもちろん、モーターがだいぶ参っていたのか、交換後はすごい勢いで回る!『弱』が以前の『強』に匹敵する勢い。シャッターの開閉も素早いです。
同じような症状でお困りの方は、フードごと交換を考える前に、換気扇部分だけ交換してみてもいいかもしれません。
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