いまさら記事にするほどのことではないのかもしれませんが。
佐川急便は受け取り側が時間を指定することができません。
購入時に販売店側に時間指定できる場合は別ですが、発送時に時間指定されず、発送後に受け取る側が時間を指定することはできません。
佐川急便のサイトを見ると、以下のように「時間指定サービス」という記載があります。
一見、荷受人とされる個人が直接時間指定できるように見えます。
私もはじめはそう思っていましたが、結果的にはほぼ指定することができませんでした。
始めは「指定できないはずはない」、と思いいろいろ調べました。
よくある情報では「佐川スマートクラブ」というのに入会して、営業所に到達したら時間を変更できるとありますが、これもできる場合とできない場合があります。というかできない場合の方が多いです。
この指定は営業所に荷物が到達していないとできません。
なので、荷送人が荷物を発送し、追跡番号を取得できたら、スマートクラブでログインして営業所に到達したらメール通知するように設定します。
営業所に到達するとメールが来る…と思うじゃないですか。
ほとんど来ません。
これはどういうことなのか佐川急便に問い合わせました。
その返答が以下の通り。
配達予定通知メールサービス、配達完了通知メールサービス、不在通知メールサービス、営業所受取到着通知メールサービスは以下2つの条件が満たされた場合に限り配信されます。
①荷送人さまが当社指定の送り状発行サポート(e飛伝シリーズなど)またはそれに準拠した送り状発行システムをご利用いただき、発送されたお荷物に限りメールが配信されます。
②荷送人さまが当社に提供する出荷情報と、スマートクラブのお客さま情報を照合し一致した場合に限り、メールが配信されます。
一致しない場合、メール配信はされませんのであらかじめご了承ください。
率直な感想を言うと「知らんがな!」です。
①の荷送人の状況まで条件に入れられたら指定は実質不可能ということになります。
②についてもどこまで一致しているのが条件か分かりません。メールアドレスなどは複数使い分けるのが今や当たり前でしょうし、電話番号も自宅と携帯でそれぞれ登録しているかもしれません。
実際、これまで何度かスマートクラブから営業所到達メールを指定してみましたが、ほとんどメールが来ることなく配達されます。つまり時間指定することはできません。
配送会社やドライバーからすれば、これは「時間指定」ではなく「希望配達時間帯」であり、あくまで努力目標なのかもしれません。
どちらにしても、事実上指定できないのはどういうことか。
できないにもかかわらず、できますと謳っていたり、理由を問い合わせた結果どうにもできない理由を並べるのはどうかと思いました。
荷札にもこのような広告がありました。
「事前にメールが届くから、日時変更もできる。」
まさに私がやりたいことですが、残念ながら事前にメールも届かなければ日時指定もできません。
地方だと佐川はヤマトに比べて営業所が少ないから時間指定は難しいとか、そんなのは理由にならないのです。利用者には関係ないのですから。(ちなみに私は首都圏です)
と、ここまで書いておきながら、この件についてそこまで憤っているということではないのです。
問題はできないならば、はっきり「受取人が時間指定することはできません」とするべきだということです。
それを、できないと言わない程度ならまだしも、できると公言・周知させておきながら実態はほとんどできないというところに問題を感じるのです。
私は小売業にも携わっていますが、お客様から受注時に時間指定をされれば発送時にもちろんその通りの指定をします。
今のところ、発送時に時間指定をすれば大抵はその通りにお届けできています。
しかし、理不尽なお客様も希にいますので、注文時に時間指定をせず、発送後に時間指定ができないことを販売店の責任に転嫁されかねないという心配はあります。
今後、スマートクラブを使えば荷送人の条件に関わらず、広告通り確実に受け取り前に日時指定ができるようサービス改善していただけることに期待します。
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