WAHLのバリカンに戻ってきました

以前、お風呂で使えるバリカンPanasonic ER-SC61(ER-SC61-K)に買い換えたという記事を書きました。

『お風呂で使える』という利便性は絶対的なものがあり、実際にシャワーついでにセルフカットできるのはとっても便利です。後片付けの楽さ、バリカンの掃除の楽さは思っていた以上に快適です。

ただ、何と言いましょうか…

WAHLのバリカンと比べてしまうと、カットの作業自体がストレスといいましょうか、簡単に言うとちょっと使いにくいんです。

使いにくいと感じる理由は何となく分かっていて、それは刃の構造にあると思っています。もちろん切れ味も。

機械としての総合的な出来(モーターやバッテリー等)はおそらくパナソニックが上だと思うのですが、バリカンとしての心臓部とも言える刃周辺の出来はWAHLの方が一日の長があります。

WAHLの使いやすさの秘訣はズバリ、刃にあります。

一口に刃といっても、実際に髪を切断する部分と、セルフカットで坊主にする場合、肌に当たる部分が重要です。

左がWAHL、右がPnasonicの刃の構造。

パナソニックを含め一般的なバリカンの場合、切る刃の部分だけが独立していて、肌に当たる部分と刃がWAHLのようにシームレスな構造になっていません。

加えて、前回購入したER-SC61(ER-SC61-K)は、刈高を調整するためにアタッチメントの装着が必須です。調整ダイヤルはアタッチメントの出具合を調整するだけであり、アタッチメントを外してしまうと全く機能しません。

アタッチメントを付けると肌の滑りは良いのですが、ダイレクト感が全くなく、何度も当てないとうまくカットできません。

こんなことがそれほど使いにくさに影響するとは思っていなかったのですが、使ってみないと分からないものです。

パナソニックのバリカンの記事でも書きましたが、とにかく頭に当たっている感覚と実際に刈れている幅に乖離がありすぎて全然うまく刈れず、虎刈りなるばかり。慣れるものかと思っていましたが、どうにも慣れず効率の悪さばかりが目立ってしまうのです。これはセルフカットにだけ言えることなのか、他人の髪を刈っても同じように感じるかは分かりませんが、とにかくWAHLと比べてしまうとスムーズに進まない。

かたや、WAHLはどうしてこんなにストレスなく効率よく刈れるのか?

今回、こんなにもWAHLのバリカンの高性能さを思い知ったので、10年以上愛用のWAHLのバリカンを新調しました!

同じ物はもう販売されていないので『Chrom2Style(クロム2スタイル) Academyシリーズ(国家試験対応)』という、プロユースではないけれど、名前の通りプロを目指す学生の方を対象とするモデルを購入。セミプロ用みたいなもんでしょうか。坊主にするだけなので十分ですし、刃はプロ用と同じですから。

この刃ですよ。

刃と一体となった大きな面積が肌に接し、イメージ通りの幅で均等に刈り上げてくれます。本体の形状も非常に良く、セルフカットに最適です。もちろんセルフじゃなくても。

今まで使っていたCHROM STYLEより細身で握りやすく、反った形状も非常に使いやすいです。

CHROM 2 STYLEのモーターはもちろんリニア駆動などではありませんが、バッテリーがニッケル水素からリチウムイオン電池になったことで、モーターの出力がバッテリー切れ直前まで一定に保たれます。

やはりバリカンにリニア駆動モーターは余分な機能というか、忘れられない使用体験をもたらすことはありませんでした。

パナソニックからWAHLに戻ったことで、カット時間も短縮されました。本当に使いやすい。

お風呂では使えないけれど、こちらの方がやはり私には合っていました。今回購入したCHROM 2 STYLEをまた10年以上使うと思いますが、WAHLが手に入る間は壊れてもまたWAHLを買うでしょう。

ちなみにCHROM 2 STYLEの重量は実測で279gでした。前機種のCHROM STYLEは315gあったので多少軽くなっていますが、パナのER-SC61は181gには及びません。しかし、CHROM 2 STYLEでも使っていて重いと感じることはありませんでした。むしろ適度な重量という感覚が強いです。

CHROM 2 STYLEの欠点は付属の刃が2mmの固定刃なところ。ですがそこはWAHLですから、可変刃に交換してやればいいだけのこと。

「SPEED」という0.7mm〜3.0mmの可変刃を追加で購入しました。この刃はCHROM STYLEのように刃に刈高調整機能を内包しています。

今のところ、私の使用ペースでは標準搭載の2mm固定刃で役を果たせていますが、可変刃があれば安心です。

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