乾癬のお話その2です。
乾癬罹患者の約30%に発症すると言われている『乾癬性関節炎(関節症性乾癬)』について。
皮膚の症状に加え、爪乾癬を発症している人に多く見られるようです。私の場合もこれと思われる症状を発症しています。
現在痛みを感じているのは足の裏と背中から腰です。朝起きてから1〜2時間ほど痛みますが、その後しばらくするとほとんど痛みはなくなります。
初めは一概に乾癬によるものと断定は出来ないと思い、この痛みについて内科・外科的に色々と検査した結果、原因が分からなかったため、乾癬が原因ではないかと思っています。
足の裏については『付着部炎(ふちゃくぶえん)』というそうで、靭帯や腱に痛みを感じます。
足裏の腱やアキレス腱の付着部に起こることが多いそうです。
うーん、まさに痛むのは足の裏の腱の部分なので間違いないと思います。
背中・腰については『体軸関節炎(たいじくかんせつえん)』というそうです。
骨盤にある仙腸関節や脊椎に起こる炎症で、背中や首・腰に痛みを感じ、症状は朝の起床時に強く現れ、動き始めることで症状は軽快するとのこと。
まさしくこの通りなので、こちらも間違いなさそうです。
これらの痛みについて、今は日常生活に大きな影響を及ぼしていないので、これといった対処はしていませんが、過去には、股関節に痛みを感じたことがあり、これは大きな影響がありました。
股関節に違和感を感じ始めるとすぐに激しい痛みへ進行しました。
先の『付着部炎』は膝や肘、股関節にも発症するそうなので、この可能性があります。
これがかなり痛く、じっとしていれば平気なのですが、歩くとかなりの激痛で、どこかにつかまるか、杖の類いがないとまともに歩けないほどでした。
毎日痛み止めの服用とロキソプロフェンテープ貼り付けますが、それでも歩くと痛むので、外出は控え、行動が制限されるようになりました。
家の中でのちょっとした移動も辛く、痛みを抑えながらゆっくりとしか移動することが出来ず不便を強いられました。
「このままの状態が続いたり、悪化したらどうしよう」と本当に心配し、本格的な杖が必要かと思っていましたが、しばらくして痛みは治まり、幸いなことに股関節についてはその後激痛に悩まされることはなくなりました。
背中と足の裏は未だにほぼ毎日痛みますが、生活に影響があるというほどではありません。
乾癬による関節痛は、主に膝や股関節など大きな関節に発症しやすいそうです。
大きな関節はかかる負担も大きく、そこに発症すれば痛みも大きい。膝や股関節などは特に生活に影響が出ますので困ります。
この先、またいつ発症するかもわかりませんが、ネオーラルをまた服用するとなると身体にも経済的にも負担が大きすぎて続けることが難しいと思われるので、今以上の痛みが発症しないことを祈るばかりです。
憎き乾癬ですが、完治しない以上、現状では一生付き合っていかなければならない病です。
いつか近い将来、根治療法が確立しますように。
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