+Style(プラススタイル)のCO2・温度・湿度センサーとスマートプラグ(コンセント)を使って、Vicksの加熱式加湿器を湿度によって自動的にON/OFFするようにしました。
この手のスマート化で有名なのはおそらくSwitchbotかと思いますが、どうせ買うなら今どきCO2濃度も分かった方がいいぞ!ということで、あえてSwitchbotではない+Styleという製品でそろえてみました。
用意したのは+Styleの『CO2・温湿度計』と『スマートプラグ』のふたつ。Switchbot等の場合、他にハブが必要だったりしますが、+Styleならこのふたつだけで、温湿度やCO2濃度をトリガーにコンセントの入/切が自動化できます。もちろんアレクサやGoogleHomeにも対応しているので音声による任意のON/OFFも可能です。
↑CO2濃度&温湿度計。カラー表示で見やすいが、上下の視野角が狭い。
↑USB-Cによる常時給電が可能。バッテリーも内蔵している。
↑スマートプラグ。VICKSの加湿器のプラグはちょっと差しづらかった。
↑接続はWi-Fiのみで、Bluetoothは搭載しない。
まずはスマホ用にアプリをダウンロード。これがないと始まりません。
+Style – プラススタイル App Store
ダウンロードしたらアカウント登録します(これは避けられないようです)。
アプリからCO2センサーとプラグをデバイス登録しますが、これらの機器は2.4GHz帯のWiFiにしか対応しておらず、デバイス登録時にはアプリをインストールしたスマホ等も同じ2.4Ghz帯のアクセスポイントに接続している必要があります。登録してしまえば同じネットワークの5GHz帯に切り替えても大丈夫です。
また、ルーターのWiFi暗号化等の設定によりデバイスを見つけられなかったり、登録できないことがあります。その場合「Wi-Fi暗号化強化(PMF)」等の名称の設定はOFFにします。
うちはWi-FiのベースがNUROのルーターNSD-G1000Tですが、最初セットアップができず、2.4GHzの「暗号化強化モード」をオフにしたところ登録することができました。
↓プラグとCO2センサーが登録できた。
デバイスの登録さえできてしまえばあとは簡単。
「スマートモード」メニューから右上の「+」をタップして実行したいタスクと条件を作成するだけ。
↑条件を追加。湿度が一定値を超えた場合にプラグをONにしたいので「デバイスの状態が変化した場合」をタップ。
↑CO2センサーをタップ。
↑湿度をタップ。
↑このように設定するとCO2センサーの湿度計が40%を下回ったら実行される。「次へ」をタップ。
↑「さらに」で、条件を満たした場合のタスクを追加します。
↑条件を満たしたらプラグをONにしたいので「デバイスを実行する」をタップ。
↑プラグを選択。
↑電源をタップして電源の動作を指定します。
↑「オン」にして完了です。
↑タスクの実行名が長ったらしく分かりにくいので適宜変更してください。
このままだと24時間条件を満たしたらONにしてしまうので、実行する時間帯を設定します。右上の「…」をタップ。
↑「有効時間設定」をタップ。
↑実行する時間帯を制限できます。
↑同様に「繰り返し」から実行する曜日も設定できます。
同じようにして湿度が50%を超えたらプラグをOFFにするタスクを作成すれば、湿度40%以上になったら加湿器のプラグがONになり、50%を超えたらプラグがOFFになります。
プラグOFFのタスクを同じように時間制限してしまうと、ONの状態で終了時間を過ぎてしまうとOFFにするタスクが働かなくなるので、OFFのタスクは「一日中」でOKだと思います。
この手の商品あるあるですが、本来、加熱機器の電源を自動化するのは推奨されていないので、あくまで自己責任です。
うちで今設定しているタスクは以下の通り。
せっかくのCO2センサーですので、部屋の二酸化炭素濃度が2000ppmを超えたら通知するタスクを加えました。1000ppm越えで換気するのが理想のようですが、1000ppmはあまりに簡単に超えてしまうので2000ppm以上で換気するようにしています。冬は暖房にガスファンヒーターを使っているので、余計に濃度上昇が早いです。
ちなみに、CO2センサーや表示確認の必要がなければ、同社の赤外線リモコンハブ『スマートマルチリモコン』(温湿度計内蔵!)とプラグと併せるだけで同じこと(温湿度をトリガーにプラグON/OFF)が実現できますし、赤外線リモコンなのでエアコンのON/OFFやモード切替も実現可能なようです。スマートマルチリモコンは温湿度以外にも輝度センサーも備えており、「暗くなったら」をトリガーにも動作させることができるので防犯にも有効そうです。
また、CO2センサーのない『温湿度計』とプラグのふたつでも同じことが実現できます。これだけを行うのにSwitchbotだと温湿度計+プラグ+ハブが必要になるので、やはり+Styleの方がスマートですね。
私は温度と湿度以外にCO2濃度も見たかったし、何より温湿度計の電源が常時電源というところが気に入って『CO2・温湿度センサー』にしましたが、値段がそこそこするので少しでも安く実現したいのであれば『温湿度計』の方がいいかもしれません。
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以上、加湿器の電源自動化が嬉しくて記事にしてみました。
簡単ですよね!以前からこのようなことをやってみたかったのですが、何だか面倒そうだし、費用をかけてうまくいかなかったら嫌だなと二の足を踏んでいたのですが、思い切ってやってみて良かったです。やってみると楽しいし便利だし。
加湿器が自動でON/OFFすることで、乾燥を防ぎながら窓が結露することなく楽で快適になりました。
実は今回一番気に入っているのは、これからの季節、室内のCO2濃度をリアルタイムに数値で分かるようになったことだったりします。
せっかくアレクサやGoogleHomeと連携できるのだから、スマホに通知じゃなくてアレクサに「換気してください」とかしゃべらせることができればいいんですけどね。ラズパイ使えばできるのかな?いつかやってみたいです。
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