PANDA3を中古で買ってから2年近くが経ち、発進時の半クラッチのとき「ドドドドド」と振動する度合い(ジャダー?)が大きくなってきた気がするので、クラッチのキャリブレーションをやってみました。
ついでに、最近シフトのタイミングが下手だな、と思うことがあったので、デュアロジックのキャリブレーションもやります。
今回使うのはAndroid版AlfaOBD(有料版)と、Amazonで買ったOBD2車両診断ツール(スキャンツール)wifi版です。スマホはドコモのXperia SO-01Gを使っています。
始めに断っておくと、Amazonやヤフオクなどで売っているOBD2スキャンツールと称するドングルには様々な種類が出回っていて、ドングルそのもの出来や相性問題もあるようで、今回やったとおりに実行出来るとは限りません。
私が使ったドングルは、以前iPhone用のOBD診断アプリで使うために買ったwifi版(wifi版しかiOSに対応していなかったため)です。Androidで使う場合はBluetooth版の方が接続の問題が出にくいようですので、Amazonのレビューなどをよくご覧になってから購入されることを強くお薦めします。
私が使っているのはこれ。Amazonでは現在全く同じ物の取り扱いはないようです。
ドングルを刺す場所は運転席右側のカバーを外したところ。四角の中がOBD2コネクタ。
about 画面。
起動したら、まず初期画面右上の歯車のマークから対応するデバイスを指定します。
「Interface」から私が持っているドングルの場合は「OBDLink WLAN」を選んでいます。
スマホとドングルをwifiで接続します。
「My car」からFiat PANDA 2012(Type 319)を選びます。…319?
そして、その下のSELECT FUNCTIONは「GEARBOX」を選択、SELECT CONTROL UNITには「Marelli SELESPEED CAN」が選択できます(年式によっては違うかもしれません)。
ECUに接続します。
「Connected to Automatic gearbox…」となれば接続成功。
接続したら、右下のメニューの右から二番目をタップ。
注意書きにあるとおり、アイドリングストップは停止にして、キーをONにしておきます。
まずは、デュアロジックのキャリブレーション。
Active Diagnostics画面から「End of line/service self-calibration」を選択。
この時、エンジンはOFFで、ギアはニュートラルにしておきます。実行することにより変速の学習データのようなものは多分リセットされると思いますので、特にシフトに問題を感じていない場合は無闇にやらない方がいいかもしれません。
「START」をタップすると、勝手にギアチェンジ動作が始まり、1分ほどリバースと1速〜5速をカチャカチャやって終了。おもしろーい。
「Procedure completed. Selftunting OK」と表示されれば多分終了だと思います。
次にクラッチのキャリブレーション。
キャリブレーションというか、この機能はクラッチを交換した時などにやるもののようで、現状の状況に合った調整が行われるのかよくわかりません。でもやります。
こんどは「Clutch self-calibration enable」を選択。
この時も、エンジンはOFFで、ギアはニュートラルです。
「START」をタップし「Started. Please wait…」となったら、エンジンをスタートします。
アイドリング音でよく聞き取れませんが、窓かドアを開けて外から音を聞くとわずかに『シュコッ、シュコッ』と何か機械音が聞こえます。(ボンネットを開けてやると奥の方でカチカチとはっきり音が聞き取れます)
その後30秒程度経過すると「Started. Please wait…」から「Procedure completed. 6th selection threshold:」に表示が変わり、多分これで終了だと思います。エンジンを切ります。
テスト走行してみましたが、走り出しの「ドドドドド」という振動が和らいだ気がします。元々、それほど酷く振動していたわけではないので気のせいかも。マニュアル車でも半クラッチの時には「ドドッ」となるやつがありますしね。…ない?
気分的には発進時の「ドドドドド」の振動が少しでも和らげば(またはそのように感じれば)オールOK。もちろんシフトタイミングも極めてスムーズ。デュアロジックとしては、ね。
次回はもっと酷くなった状態でやってみたい気もしますが、それまでやらずに我慢できるかな。
ところで、このAlfaOBDですが、無料版もありますが、有料版でないとキャリブレーションが行えません。有料版であっても、診断の種類によってはドングルに特別なケーブルを挟まないと実行できない物もあります。
私が持っているものと全く同じドングルはもうAmazonでは扱っていないようですが、酷似したルックスのものはありますね。
ちなみにiOSで他のソフトで使うために、今回使った物とは違うものを一つ購入していますが、それは上手く動作しませんでした。もはや運と賭けですね…。
下で紹介している物が動作する保証はありません。
最後にもう一度言いますが、自己責任でお願いします<(_ _)>
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