ヤマハのイヤホンEPH-100を買ってみた

e-イヤホンさんにて、ちょっと古いモデルですがYAMAHAのイヤホンEPH-100がセール価格だったので買ってしまいました。

セールとはいえ、私にとって安い値段ではありませんでしたが、何となく気になり試聴してみたところ、なかなか好みだったため散々悩んだ挙げ句、家に帰ってきてからポチってしまいました。

リケーブルとハイレゾ対応のEPH-200も安くなってはいたのですが、こちらはセール価格でも手の出せる価格ではなかったことと、スマホでしか使わないことを考えEPH-100にしました。

もちろん両方試聴はしてみましたが、素人感覚ではEPH-100もEPH-200も同じような特性だと思います。EPH-200はスマホで使うにはちょっと音が小さいです。駆動パワー不足で本領を発揮できていないのかもしれません。

今現状、自分レベルが手の出せるイヤホンの中ではfinal E3000が最強ですが、実は一度壊れてしまい、2年保証の期間内だったため新品に交換していただいていました。

E3000はかなりお気に入りですが、その一件以来、ちょっと造りがチープで壊れやすいな、という印象は持っていたのです。その点、EPH-100はアルミ削り出しの本体が丈夫そうで、デザインも格好良く所有欲を満たしてくれます。

それと、E3000の不満点として、外遮音性の低さがあります。私は外遮音性の高いカナル型イヤホンが大好きなので、EPH-100(200)の構造とイヤーピースは気になっていました。

この機会に試聴しに行ってみて、EPH-100(200)の外遮音性の高さはかなりのものと確認できました。手持ちのSHURE SE215と同等くらいでしょうか。これも購入に至った大きなポイント。

さて、肝心の音質ですが、やや中高音が強めで耳に付く感じがしますが、刺さるほどの高音ではなく、ボーカルが前に出てきてくれる感じ。なので騒音の多い場所でのボーカル曲は聴きやすいと思います。抽象的に良く言えば「煌びやか」ですが聞き疲れするほどではありません。

しかし、E3000のほうが滑らかさ・艶やかさ(解像感)、バランスの良さ、籠もらず抜ける低音、低音から高音までの繋がりの良さなどは、さすがに最近の機種、優等生だなと感心させられます。強いて言えばフラットすぎるところに物足りなさを感じる人もいるとおもいます。

その点、EPH-100はE3000に比べれば「派手」で常に聴いていることを意識させられる、「音楽を楽しむ」感じがあります。派手といっても、いわゆるドンシャリではないですね。E3000に比べて派手なんです。鮮やかと言うか。「音が近い」という感覚もあります。耳から聞こえるというよりも頭の中で鳴っている感じ。(本体を耳に突っ込みすぎなのかしら?)

ただ、個人的には派手さが災いして、大音量で垂れ流しで聴きっぱなし、というような使い方には向いていない気がします。音量抑えめでも全域がハッキリと前に出てきてくれますので、「よし聴くぞ!」って感じの使い方?でしょうか。

SHURE SE215は逆で、音量が大きいといい音を聞かせてくれ、小さいと籠もったハッキリしない音になってしまいます。ある程度の音量以上だとさすがSHUREだな、と思わせます。基本的にSHUREの音は好きなんですが、小さい音量だとちょっと本領を発揮できないイメージがあります。もっと高価なヤツはどうだか知りませんが。

もう一つ、EPH-100の優れた点として、構造上、フィッティングが一発で決まるところが挙げられます。E3000は耳の中で自由度が高すぎてどこがベストポジションなのか探る必要があるのですが、EPH-100はグッと突っ込めば簡単にベストポジションが得られます。

EPH-100のマイナスポイントとしてよく耳にするのが、ケーブルのタッチノイズです。これはE3000も大差ないと思います。両者ともにイマイチです。気になるならSHURE掛けですね。

本体のサイズ感

イヤーピースを付けた状態の全長は21.6mm。しかし、コードの付け根が内側にあるのと、本体が軽量なためずり落ちてくるような感覚は全くありません。

イヤーピースを外しても、本体は結構な長さがあります。イヤーピースはかなり深くまで装着します。外れる心配はまずありません。E3000に比べ、本体が長いせいか、寝ホンとしてはちょっと無理っぽい(個人差でいける人もいるかも)。

メッシュの部分がドライバ本体となっており、かなり耳の奥の方で鳴ってくれるので、頭の中から聞こえるような感覚。

本体の直径は7.6mm。E3000は7.2mmなのでちょっとだけ太い。といってもどちらも十分に細く軽いです。

なかなか気に入ったので、主に外出時に使ってみようかと思います。

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