Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W) はパススルー充電じゃなくても十分便利なモバイルバッテリー

ワタクシ、モバイルバッテリーというものを購入したことがありません。今まで必要なかったからです。

ところが最近、出先でiPhoneのバッテリーを使い切りそうになることが何度かあり、昨今の防災意識の高まりもあり、ひとつくらいモバイルバッテリーがあってもいいなと思うようになりました。

どうせ購入するなら、普段コンセントに繋いで充電器として使え、コンセントから引っこ抜くと常に満充電のモバイルバッテリーに変身するタイプがいいなと以前から思っていました(いわゆるハイブリッドタイプ)。

バッテリー容量はiPhoneを一回程度充電できれば十分なので、小さくてあまり重くなく気軽に持ち歩こうと思えることがベスト。というのが購入条件。

でもそういうタイプって不人気なのか種類も少なく、小ぶりなモノがなかったり、いつの間にか終売になっていたり。

そろそろ購入したいと思って調べてみると、Ankerからうってつけの商品が発売されていました。

それがこれ!

Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W/A1634) (モバイルバッテリー 5000mAh 30W出力 コンセント一体型)

今回は何となくホワイトを選びましたが、ブラック・ホワイト・ブルー・グリーン・ピンク・パープルとカラーは選び放題。

以前から『Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)』という似たようなモデルが販売されていたようですが知りませんでした。先発品はバッテリー容量は同じながら、最大20W出力となっており、今回購入したAnker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)最大30Wより劣り、さらに本体も若干大きく、と比較すると弱点が目立ちます。先にこちらを購入してしまわなくて良かったです。

それにしても両方とも製品名が「Anker 511 Powe Bank」なのは紛らわしくていただけません。同型の新型・後継品ということなのでしょうか。

↓こちらが今となっては弱点ばかり目立つ先発品。でもその分若干お安いです。

しかも後発の『Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)』は品名の通り30W対応でMacbookAirの充電器としても使えます。(モバイルバッテリーとして使用時は最大22.5W出力なのでバッテリーモードではMacbookAirに公式には対応していません。M1 Macbook Air で使用してみた結果を後述しています。)

これを使ってMacbookAirの充電をするつもりはありませんが、どうせ買うなら、できないよりはできた方がいいですね。

コンセントに差しているときは内蔵バッテリーに充電し、コンセントから抜けばモバイルバッテリーというタイプでは、コンセントに差した状態でiPhoneなどのデバイスを繋いだ場合の動作はどうなるかで利便性が違ってきます。

この場合に期待される動作として「パススルー充電」という動作があります。これは、ACに接続されかつ、出力側にスマホなどのデバイスが接続されている場合、本体内蔵のバッテリーへの充電と接続されたデバイスへの給電を並行して行うというものです。

充電しながら給電できるパススルー対応モバイルバッテリーとは?|エレコム株式会社
スマートフォンのバッテリーがなくなり、モバイルバッテリーから充電しようとしたら、こちらもバッテリー不足。そんなときに役立つのが、モバイルバッテリーとスマートフォンを同時に充電できるパススルー対応のモバイルバッテリーです。

Anker 511 Powe Bankはどちらのモデルも厳密にはパススルー充電は対応していません。ただし、使用上不便なくバッテリーへの充電とデバイスへの給電を切り替えてくれます。

どういうことかというと、コンセントに差したままデバイスを接続すると、まずデバイスへの給電が優先して行われ、デバイスが満充電になると、本体のバッテリーへ充電に切り替わります。

このことで、よほど急いでモバイルバッテリーへの充電を行いたいというシチュエーションでない限り、実用上不便に感じることはないはず。順番が逆だとその限りではありませんが。

普段はコンセントに差しっぱなしで充電器として使用、モバイルバッテリーが必要な時はコンセントから引き抜けば常に満充電済みの状態で持ち出すことができ、「モバイルバッテリーが充電されてない!」を防げます。便利!

内容物は至ってシンプル。超簡単で小さな注意書きとスターターガイドのみ。ポーチなども付いていません。

外寸は78mm x 44mm x 31mm(プラグ/ストラップを除く)で冒頭の画像の通り手のひらサイズ。本体の小ささから手に取るとずっしりと感じますが、重さは約185gととても軽量。

左がApple 20W USB-C電源アダプタ、右は普段MacbookAirとiPhoneの同時充電に使っているBelkin BoostCharge Pro(WCH013dqWH)

細かいスペックはこんな感じ。

バッテリー容量5,000mAh
入力AC入力:100V – 240V ~ 1.5A, 50-60Hz
USB-C入力:5V = 2.1A
出力急速充電器として使用時 USB-C出力:5V = 3A / 9V = 3A / 15V = 2A / 20V = 1.5A / 10V = 2.25A (MAX 30W)
モバイルバッテリーとして使用時 USB-C出力:5V = 3A / 9V = 2.22A / 10V = 2.25A (MAX 22.5W)

プラグが短辺側に出るためコンセントを余分に塞ぎません。コンセントからの充電のほか、USB-Cポートからの入力にも対応しています。バッテリーが空の状態からコンセントで充電すると、満充電まで約2時間半かかりました。

ストラップもあるので、指に引っ掛けてスマホに給電しながら使うこともできます。

私はスマホはiPhone miniにしか使用していませんが、モバイルバッテリーとしてはもちろん急速充電され不足なく機能を発揮してくれ、miniの場合は1回フル充電も可能です。公式では大型のiPhoneの場合、満充電回数は「1回未満」となっています。

【おまけ】M1 Macbook Air に給電・充電できるか?

他にM1 Macbook Airも持っているので試しにモバイルバッテリーとして給電されるか試してみたところ、バッテリーモードでは最大22.5Wながら給電されていました。といっても、Macbook Airの充電器は30Wですので、低負荷な状態では充電もされますが、高負荷な状態では消費が上回ってしまい充電にはならないかもしれません。電源OFFの閉じた状態で繋ぐと充電開始音が「ポン♪」と一回鳴って充電されているようでしたが、この製品はiPhone 1回未満の充電キャパしかありませんので、Macbook Airにどれほど充電されるかは、たかが知れているとは思います。どれくらい充電されるかそのうち実験してみようと思います。

公式にMacbook Airの充電に対応しているわけではないので(自己責任で)、緊急時に少し役に立ってくれればラッキーくらいに思っていた方が良さそうです。

追記:

バッテリー残が10%になった M1 Macbook Air をスリープ状態にして充電してみました。
フル充電状態のAnker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)を繋ぐと、約1時間かけて43%まで充電することができました。結構使えますね。

まとめ

一台で充電器とモバイルバッテリーのハイブリッド、iPhoneに急速充電も行えるバッテリー出力でこのコンパクトさは大満足のアイテムでした。私の求めるモバイルバッテリーでこれ以上のモノは現状ありません。買って良かったです。

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